中国漁船の体当りビデオ

Th.Nov,11,2010

[ハイサーイ!私の徒然草]

 外交は政治家だけではできない。その背後に国民世論、国民世論ではインパクトがない。もっと熱い国民の意思が必要である、

 国民の熱い気持が政治家を動かす。国民の熱い気持が政治外交の後押しをする。

 中国でも、韓国でも、海外の国々では大規模なデモが起きる。中国など暴動が起きる。そこで初めて政府は本気で考える。国民のそういった行動を背後にして強い姿勢で外交をする。

 中国の反日デモ、反日暴動などの背景には、長年の中国政府の思想統制、情報統制によって政府に都合のいいように国民を仕立ててきた結果である。しかし、今この情報社会ではその中国政府の思い通りには行かなくなりつつある。それを中国政府は恐れている。

 しかし、嘘でも、歴史的に仮に間違っていたとしても、中国国民は尖閣諸島は中国の領土だと思い込んでいるとすれば、それはそれで中国政府は外交の背景の力として利用できる。

 ただし、すべての中国人が尖閣諸島が中国領土だと思っているとは限らない。真実を知っている人々も多いはずである。北方領土だって今では多くの人々がロシアの領土だと思っているかもしれないが、知識層はあれは本来日本固有の領土だということを知っているはずである。

 1945年8月15日に終戦となった後、どさくさに紛れて日本との条約を一方的に破棄して日本に宣戦布告して、9月になっても北方領土に侵略してきた事実を。まさにこれは火事場泥棒である。それでも実効支配をして久しい。

 日本政府は日本国民に、北方領土のことも、尖閣諸島のことも、竹島のことも教えてこなかった。ロシア、中国、韓国に配慮して当たらず触らずにしてきた。こういった領土について触れてこなかった。しかしロシアや中国や韓国はしっかり自国の領土だと国民に教えてきた。

 日本人は現代史は高校の日本史や世界史の時間にも三学期に時間不足で駆け足でごまかしてきた。生徒は受験勉強に一生懸命で考える勉強はしてこなかった。

 つまり、日本政府は国民に一番教えなくてはならないことを何一つに教えてこなかったということである。

 そこで、今回の中国漁船の巡視船への衝突事件でも真実を国民から隠蔽しようとした。中国に対して主張すべきことをはっきりと主張する姿こそが今の若い世代への大切な教育でもあったはずである。

 日本政府の今回の一連の行動は若い世代の自尊心も育てないし、国を大切に思う気持も育てはしない。中国、ロシアからこれほどの侮辱的な扱いを受けながら、まだ、これらの国にこびへつらう日本政府の姿は若い世代に愛国心など育てるわけがない。つまらない国だという意識しか育たない。

 そういう意味で、法的にはともかく、情けない政府関係者とは対照的に、ビデオ流出させた海上保安官は立派だったと思う。いま、これほどの人物は少ない。