| [ハイサーイ!私の徒然草] |
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朝、テレビをつけたら、中国人が北海道の原野を買いあさっているという話題に出くわした。今、尖閣諸島を中国が侵略しようとしているけれども、その近くの沖永良部島でも地主が土地を中国人に売りたがっているという。 これは要するに税金の問題であって、活用の道もなく収益性もない土地の税金が払えない。価格は好きに決めてもらっていいからとにかく買い取ってくれという。 その状況はよくわかる。私が所有していた土地は原野ではなくて、福岡市内中心部の天神まで地下鉄で5分、空港までも10分、JR駅まで徒歩5分、博多駅までも最寄の地下鉄に乗れば、乗り換えがあっても10分以内で行くことができる。買い物も便利。 土地の形も主要部分はきれいな長方形で80〜90坪の更地である。 固定資産税が年間25万円。 私はこの土地をもてあましていた。極端な話、ただでもいいからもらってくれる人はいないかと深刻に考えていた。 何が問題だったかといえば、戦前からの古い土地で、古家が建っていた頃まではどうにかこうにか固定資産税を支払うことができた。とはいっても、古家だから家賃収入も少なく、何年かすれば家賃の2,3年分が吹っ飛んでしまう修理費用がかかる。にもかかわらず所得税がかかる。利益などありはしない。 さらに悪いことに、古家の寿命が来た。やむを得ず解体して更地にした。解体費用が2軒で300万円。この解体費用はどうしますか。過去にさかのぼって所得税を返してくれますか。 解体した途端に固定資産税が跳ね上がって25万円近くになってしまった。 なぜ、ただでももらってくれる人がいたら差し上げたいとまで思ったかといえば、福岡市の中心部に近くて周辺の地価は高く、家を建てるには広すぎた。安くすれば買い手がつくかといえばそうはいかない。土地の本体部分はきれいな形をしているけれども、公道まで10mほど奥まっていて、公道には2mしか接していないから、家は1軒しか建てられない。 その上接している公道の幅員が3mしかないから軽自動車も進入できない。駐車場としても活用できない。一戸建ての貸家を建てても間尺に遭うはずがない。それに資金もない。 2つだけ活用法がある。それは自分が家を建てて住むことと、隣接地の人が買い取って活用することである。それ以外ではこんな土地を売却したくても買う人はいない。次に自分がこの土地を売却したいときに買い手がつかないことを考えれば、誰が買ってくれますか。固定資産税をとられるだけの土地を誰がただでもらってくれますか。 これはすべて行政に責任がある。私の代で言えば、1939年以来固定資産税を払い続けてきたのに、70年間周辺の生活道路の整備も区画整理も何もしてこなかった。私が支払った固定資産税で都市計画をして、周辺の大きな道路ばかり作って路線価だけは勝手に上がってきた。 こんな土地でも評価額が1,700万円である。たまったものではなかった。中国人でもいいから買い取ってくれる人がいたら私だって二束三文で売却したに違いない。 収益性もない、支払い続けてきた税金の恩恵も全くない特殊な状況にある土地の評価計算は別に考えなくてはいけない。合理性がない公式に機械的に当てはめて評価されたのではたまったものではない。 それをしない限り中国国境近くの島々で、北海道の原野で、そればかりか山林の多い日本の全域で中国人が土地を買いあさったらどういうことになるのか。 土地がそこにあるから税金を払えということほど不合理なものはない。不服申し立てをしたけれども、審査するのは税金を取る側がするのだからこれは茶番である。 対馬もそうでしょう。離島については国有化も進めるべきではないか。そして住民の方々には国土を守るためにも、これまで通り土地を使っていただく。 この問題を放置するから中国人に土地を売却せざるをえない状況が生まれる。こういう土地の所有者に対する固定資産税の免除と中国人に土地を売却できないようにするための法整備をすべきである。 |