石頭的西洋文明の末路

~物と金と情報にまみれ、こうすればこうなるはずという論理的思考様式の不幸。アナログ思考が退化したデジタル頭ではどうにもならない~

Tue.Dec.14,2010

[ハイサーイ!私の徒然草]

 科学技術が高度化しても作られたものの寿命ははかない。現代社会にあふれる多くの「物」がその類である。原始時代の石器や、古代の木簡、出版物、録音メディア、文字記録は遺跡を発掘すれば残っている可能性はある。

 しかし現代の多くの「物」や「情報」はそのとき限りで、おそらく後世には残りはしない。それが現代文明というもの。本だってeBookなど残るはずがない。読んでも心に定着することはない。技術は進めば進むほどに、使い捨て、読み捨ての安物ばかりになる。人間も薄っぺらになる。

 DVDよりも書籍の方が残りやすい。書籍の紙だって昔の和紙に毛筆で書かれたものは残るけれども、西洋からやってきた現代の紙は酸性紙だから、酸のために年数が経てばぼろぼろになる。もちろんそれを防ぐために「酸性紙」から「中性紙」に変えようという動きはあった。その後どうなったか。

 ものの考え方、学問のあり方、論理的な考え方、科学的な考え方、偽善的宗教、構造的矛盾を抱えた資本主義、羊頭狗肉の似非民主主義、似非共産主義、ゲルマンにアングロサクソンが考え出したもの、西洋文明にはろくなものはない。悪貨が良貨の東洋文明を淘汰してしまった。

 物や金、情報中心のものの考え方。だからこそ競争主義がエスカレートする。紛争が起きる。格差が拡大する。金と物がすべてであって、西洋文明には「人間」が存在しない。西洋文明が世界を不幸に陥れているといえる。

 テロが悪いというのはわかるけれども、ずっとその源まで突き詰めていけば、資本主義であり、共産主義に行き当たる。そのどちらもが、その本質は、物と金を中心に動く人間不在の帝国主義なのです。

 この65年間、現代日本は帝国主義から一番遠い平和国家である。しかし、油断も隙もならない中国、ロシアなど、近隣の帝国主義国が侵略の機を窺っている。きれいごとは通用しない。いつまでも平和に眠りこけているわけにもいかないと思いますが・・・。