アメリカはテロには勝てない

〜同盟国はイエスマンばかりでアメリカは間抜けな裸の王様〜

Sun.Feb,27,2011

[ハイサーイ!私の徒然草] 小春日和の韓国語のお勉強

 今朝9時、テレビをつけたら東京都知事・石原慎太郎氏が話していた。その話と、数日前に読んだ精神科医・香山リカ氏が書いていた「正当な正義感」「プチ正義感」という言葉とが結びついた。それからこれまでに私がホームページに掲載してきた文の内容がほぼ一致した。

 アメリカは「民主主義」を大義名分にして「羊頭狗肉」の正義を世界に押し付け、「英語とドルと武力」によって世界を支配してきた。

 発展途上国の政権がたとえ正義に反するものであったとしても、アメリカの都合しだいで支援し利用してきた。バーレーンでもそうだし、イラクでもそうだった。ところがこういった国々の国民が自由と民主主義を求めて大規模なデモになり、暴動になり、内戦状態になる。このときこれまでアメリカがしてきたことが明るみに出る。まさにアメリカが言う民主主義とは羊頭狗肉の看板に過ぎなかったことがはっきりする。

 単に国内だけでなく、もっと大きな視野で見ると、アラブ諸国のアメリカ支配に対する反乱が起きている。それが「テロ」である。これは腐った民主主義、「腐った資本主義」の結果であるが、今後は中国の「腐った共産主義」に対する反乱の予感がする。これは避けられないと思う。【腐った資本主義と腐った共産主義】

 ところで、「テロは悪い」「テロは人道に反する」というのは正しい。しかし、「テロが起きる究極の原因はどこにあるのか」と考え、アメリカが支配するこの世界の構図に原因がある。それを何とかしなくてはいけないということに考えが及ばず、アメリカの言いなりにテロ撲滅活動に自衛隊を派遣するというのは、香山リカ氏が言う「正当な正義感」ではなくて、日本政府の次元の低い「プチ正義感」によるものである。「正当な正義感」でアメリカの行動を変えさせてこそである。

 まさに、ベトナム戦争だって、カンボジアだって、アフガンだって、イラクだって、アメリカの武力介入は全部失敗して、事態に収拾をつける能力はない。これは北朝鮮だって、イランだって、今後アメリカが武力介入してもアメリカに勝ち目はない。まして国を越えて広がっているテロにアメリカが勝てるはずがない。世界を混乱と荒廃に向かわせるだけである。正当な正義感に基づいて判断すれば、アメリカこそが悪ではないのか。

 アメリカの言いなりになっていると日本もアメリカと運命を共にすることになる。悪の運命共同体である。

 まさに、同じことを今朝都知事の石原慎太郎氏が言っておられたので私は共感した。今の日本の政治でその認識があるのは石原氏くらいではないかと思う。みな「プチ正義感」のレベルである。

 石原氏の話の中に、「日本はアメリカの言いなりで、何一つ自分で判断できない国になっている。石原氏は自分のような考えを持った国民はたくさんいるだろうからそういった国民が結集してこの日本を変えていくしかない」

 自分の人生も先は短いので、そういう活動に力を尽くしたいとおっしゃる。自民党幹事長の石原さんも父親のつめの垢でも煎じて飲みなさい。その次元の低さは親子で雲泥の差である。

 私が過去に書いた文として関連あるものとして、

「60年安保から半世紀」
「腑抜けになった日本人」
「寄らば大樹の陰」の果て
「高度経済成長期に眠りこけた悲劇」
「世界学力ランキングの無意味」
「先ずは現代日本人の劣化の自覚から」

【参考】精神科医・香山リカ著「キレる大人はなぜ増えた」朝日新書
              「うつ病が日本を滅ぼす!?」創出版