まみちゃん語録

Sun, Dec.01,2002
[ハイサーイ!私の徒然草]まみちゃん語録ブログ編
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はじめに


   大人の話はおもしろくはないが、毎日感動的な生活をしている子供は生き生きとしていて、話も表情も行動もおもしろい。大人相手は疲れるけれども、こども相手で疲れることがない。

   Mamiちゃんは周囲の空気がとてもよく読める。びっくりするほど気配りができる。誰かに何かをしてもらったらすぐにありがとうと言う。

   先日私のところに1人で2泊した。帰る日の朝は、敷布団から、毛布、掛け布団まで、大人がたたんだようにきちんとたたんで起きてきた。小学校に上がる前にここまでできるなんてびっくりした。

   子どもは向上心が強いから人に負けたいとは決して思わない。好奇心も強い。必ず頑張る。どの子だって本来そうだ。お勉強だって周囲が構いさえしなければどんどんできるようになる。

   親が子に意図的に何かを教えて、それができるようになったとしても、それは高が知れている。小さい事にこだわればこだわるほど結果は逆になる。日常生活の中でこそ教えて教えられないものを子は自分から吸収していく。

   Mamiちゃんは一生懸命いい子になろうと頑張ってきた。わがままはいわない。自分をコントロールする力もある。Mamiちゃんは人の気持を傷つけないようにとても気を使って物を言う。人の気持がとてもよくわかる。人の気持に配慮した物言いをする。お勉強だって必ずできるようになる

第1話 2002.12.01
2歳7ヶ月

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   長女は結婚式の司会の仕事をしていて、土曜日と日曜日には仕事で出かけることが多い。先週の土曜日、長女夫 婦が2人とも仕事で出かけることになって、2歳7ヶ月になる孫娘の子守に行った。夕方6時頃父親から、今から会社を出て30分ほどで帰宅するという電話があった。

   もうすぐお父さんが帰ってくるよというと、途端に孫の動きが忙しくなった。

   ソファーの上は、私達のコートやバッグや紙袋、孫のおもちゃでいっぱいだった。

   孫は、これどいて、これもどいて、と言いながら、軽いものは自分でフロアーの隅にもっていき、私達にも自分たちの荷物を下におろすよう促した。いちばん重い、おもちゃが入ったかごを指さしながらお父さんがねっこがるからこれも下ろしてといった。

   ネッコガル?

   帰ってきたお父さんが、寝っ転がることができるように、あわててソファーの上を片づけたというわけ。

   これが2歳児の父親への大サービスだった。父親いわく、日ごろの私の生活ぶりがわかってしまいましたねえ…

   わずか2歳半くらいで、これから数十分後にやって来る状況を見通して、こんなに素早い行動ができるなどとは考えてもいなかった。

   そういえばずいぶん前に、この子は、お客さんが来ると聞きけば、散らかしていたおもちゃ類を急いで片づけてしまうと長女が言っていたが、この日の行動は単なる反射的行動から、思いやり行動へとレベルアップしている。

   お片づけ行動は、お片づけしなさいと言わなくても、親の常日ごろの行動から自然に身に付いたものです。このくらいの子は何でも親のまねをして賢くになっていこうとする。子どもの向上心はすごい。

   ※ お片付けしなさいと口やかましく言っていると、反対にお片づけができなくなる。


第2話
2002.12.18
2歳8ヶ月

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                       きょうは長女と孫が泊まりに来た。外出した長女が帰宅する前に、おばあちゃんが孫を寝かしつけていた。

   孫:「おばあちゃん…、お母さんが帰ってきたらここどいてくれる?」「この枕もかえしてくれる?」

   おばあちゃんがここに添い寝してくれているけれども、おばあちゃんはずっとここに寝ているつもりかしら、ここはいつもお母さんが寝ているところなのに…、この枕もいつもお母さんが使っているものなのに、おばあちゃんはかえしてくれるかしら…、ずっと気になっていたに違いない。

   一番大切なのはお母さんで、ついでお父さんそれからおばあちゃん、おじいちゃんの順である。父親もいなくて母親が外出するときは、おばあちゃんにさっと寄っていく。おばあちゃんがいなくなるときは、おじいちゃんに寄ってくる。誰を頼りにしたらいいか順番がちゃんときまっているのである。状況判断は素早い。

   おじちゃんが大好きで、にこにこ寄っていって首に抱きついて、脂ぎった顔に頬ずりをしたり、顔を手でなで回したりしていた。

   歯磨きを嫌がるのだが、このおじちゃんが磨かせてくれると素直に磨かせる。

   しかし、このおじちゃんが結婚するやいなや距離を置くようになり、長女が、おじちゃんのところに行こうというと、泣いて嫌がり、次のおじちゃん(私の二男)にさっと鞍替えするところなど、2歳児とはいえ流石!女の子である。驚くほど変わり身が早い。このくらいの子でもわかるようだ


第3話
2002.07.?

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   昼間母子で巨峰を食べた。夕方父親が帰ってきた。

   巨峰の包み紙を見て、「巨峰は?」

   母親:「もう、ないの」

   Mamiko:「サニー(スーパーマーケット)にあるよ」 


第4話
2002.09

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   昼間おばあちゃんがお隣に孫を連れて遊びに行った。同じくらいの子が自転車で遊んでいた。借りて遊んでいたが、借り物なので思い通りにはならない。

   おばあちゃん:「後でおじいちゃんに、ジャスコ(スーパーマーケット)で自転車を買ってもらおうね」
      ていよくあきらめさせてその場から連れて帰った。

   夕方、経緯を知らないおじいちゃんがこの子を車に乗せてタバコを買いに行った。
   後部座席で、この子が盛んに何か言っている。何て言っているのかよく聞いていると、

   Mamiko:「おじいちゃん、ジャスコに自転車買いに行こうネ」と言っている。

   本人は、てっきり自転車を買ってくれるものと思い込んでいた。

   それを知らないおじいちゃんは、どういう意味だろうね?と考えて、昼間誰かそういう約束をしてしまったのだということに気がついて約束を果たすことになった。

   子どもは、何でもちゃんと覚えている。子どもに対するひと言の重みというか、約束は破れない。


第5話
2003.10.26
3歳6ヶ月

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   丁度3歳半になった。

   昨日土曜日にMamiko から電話がかかった。今日こちらにおいでという。

   今日はおじちゃんがくるので行けないから、また別の日に行くね、と言った。

   しかし母親が電話を代わって、風邪を引いたので、Mamiko を預かってほしいと言う。
   そういう事情ならとすぐに引き取りに行った。

   おじちゃんが大好きなので、火曜日までのお泊まりを納得した。

   わが家に着いた。明日は私の誕生日だということも知っていた。

   おじちゃんはケーキを買ってくるかしら…? おじちゃんがケーキを買ってこなかったら、おばあちゃんとおじいちゃんとMamiの3人でケーキを買いに行こうねという。

   おじちゃんはケーキを買ってきた。母親は火曜日まで迎えに来ないはずだったのに、夕方になって、電話をかけてきて、父親と母親が来ることになった。

   すぐに、おばあちゃん!ケーキはお父さんとお母さんの分もあるの?と心配そうに聞いた。

   お菓子を食べるときはまず近くの人に分け与えてから自分が食べる。

   風呂に入るときパンツを脱いだ、洗濯カゴが2段になっていた。その上段に持っていきながら、おじいちゃん!これこちらに入れていいの?と確認をする。3歳半で、すでにここまで考えが及ぶのかと驚いた。人の気持がよくわかっている。

   人のことを真っ先に心配するところなど、最近は自分の都合でうまく人を利用するが、他人の望むことには掌を返したように無頓着な大人とは大違いである。 


第6話
2003.11.29
3歳と7ヶ月

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   ひとりで明日まで泊まる。昼頃テレビで天気予報を見ていた。明日は雨がひどくなりそうだと言っていた。それを見ていたMamiが

   「明日、まみちゃん、お家へ帰ることができるかしら」とつぶやいた。ちゃんとテレビを理解している。

   図書館の児童コーナーに連れていった。さすがに自分では行かなかったけれども、

   私 :「何冊借りられるのかねー?」

   まみ:「聞いてみようか」

   私 :「じゃあ、まみちゃんあそこで聞いてくるか?


   
第7話
2003.12.24
3歳8ヶ月

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   昨晩はひとりで泊まったので、きょう午後送り届けた。家が近づいたころ、車の中で、

   まみ:「おじいちゃん、おばあちゃん ちょっと上がって帰る? ちょっと上がってお茶して帰る?」    という。何度も何度も言う

   上がってテーブルにつくと、菓子を盛る小さな木製の皿を私たちと母親と自分にそれぞれに配り、キャンディーを盛ってどうぞという。

   お客が来たときに、母親が何と言っているか、何をしているかがすっかりわかる。


   
第8話
2004.01.09
3歳9ヶ月

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   中学・高校・大学を通じての友人が一昨日がんで亡くなった。葬儀が昼過ぎに済んで、夕方から友人とまた集ろうということになった。東京から葬儀に来た友人の姉が私の自宅から車で15分くらいの所にいるというので、別の友人が親切に送ってくれた。ところがその姉が留守だったので、わが家で時間を過ごすことになった。

   自宅に電話した。孫がちょうど来ていた。おばあちゃんがちょっと化粧くらいしなければ、ちょっと着替えくらいしておかなければと慌ただしくなった。Mamikoちゃんも一緒に動きが慌ただしくなった。

   Mamikoは何を始めたかというと、掘り炬燵のテーブルの周りに座布団をあわただしく並べ始めた。ここがお客さん、ここがおじいちゃん、ここがおばあちゃんと独り言をいいながらきれいに場所作りをしてくれた。三歳と9ヶ月。

   とてもよく気がつく子だ。子どもというのは自然にしておけばとてもおりこうさんになっていくものだ。


第9話
2004.03.15
3歳11ヶ月

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                      今日は東京ディズニーリゾートへ出発する日。空港に妻と娘とまみを車で送った。出発まで1時間あった。屋上の送迎デッキで飛行機を見ようといって手を引いて階段へ向かって歩きはじめた。

   途中、搭乗口の前を通るときに、まみは搭乗口の方へ搭乗口の方へと曲がろうとするから、身体で押し戻すようにしてまっすぐ階段へ向かった。

   送迎デッキのガラス越しに、まみが乗るスカイマークはまだ居ないね。東京から到着したらそれがまた折り返すのだろうねといっていた。

   やがてスカイマークが着陸した。途端にまみは荷物をまとめて、さあ、行こう!といってさっさと階段の方へ向かった。まみ!そんなに急がなくてもまだ時間はあるよといいながら、追いかけるようにして我々大人がついていった。


   これはまた別の話:

   3ヶ月ほど前、クリスマスのときに、街の電飾を見に連れていった。大きなオルゴール時計が30分ごとに鳴り、人形が踊りだす。行ってみるとまだ30分近くある。近くのデパートの電飾を見てからまたここに来ようと言ってデパートに行って、玩具売り場でしばらくお絵書きをして遊んでいた。ちょうどころ合いよく、

   そろそろオルゴールがはじまるから行こうと言って、さっさとエスカレータへ向かった。よく時間がわかったね。 「勘」かしらね。


   これもまた別の話:

   つい先日は、母親が仕事だったので、今日の児童センターの工作はおばあちゃんが一緒に行ってくれるからねとまみこに言った。Mamikoは何といったか。

   おばあちゃん、メガネ忘れずにもってくるかねー?

   これは3月になってからのこと

   こういうことなどはすべて母親と密着した生活経験の中からしか身につかない貴重な生活の知恵である。子どもは人に預けないことである。どんなに高邁な教育理論によってもこのような思いやり経験を授けることはできない。

   とにかく大人よりもよく気がつくし、やさしい。人の立場でものを考えることができるということが、人間として一番大切なこと。


 第10話
2004.04.10
3歳12ヶ月

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                    あと2日で4歳。幼稚園の入園式。自宅と幼稚園は目と鼻である。おばあちゃんが電話した。

   おばあちゃん:「きょうの幼稚園の入園式はどうだった?」

   Mamiko:「まみちゃんたち、幼稚園に遅れちゃったの!」

   母親:「人聞きの悪いこというんじゃないの!遅刻なんかしてないでしょ!幼稚園から9時30分から40分までの間に来て下さいと言われていたから、ちょうど9時35分に行ったんじゃないの!」

   Mamikoは遅刻したと思っていたのである。つまり雰囲気を察するに、自分たちが入室したときにはほとんど皆揃って式が始まるのを待っている状態だったのではないかと思う。


   まあ、理屈はともあれ何事においても言われた時間の5分ないし10分前には行くというのが、世間一般の常識。待ち合わせの場合にも早目に着かないと、待つ側としては非常に神経を使うもの。

   他人を訪問するときは早くついては失礼なことも多い。先方にもいろいろ都合があるから。早く着いて時間調整して定刻にごめん下さいと言うのが常識。

   やはりMamikoが言っていることの方が正しい。とてもよく気のつく子だ。


第11話
2004.09.30
4歳5ヶ月

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   母親は入院していたので私のところで預かった。別に食事をしているわけではなくて、私と食卓の角を挟んでMamikoが座っていた。何を思ったか、突然、

   あっちのおじいちゃん、煙草をやめたんだって・・・


   あるとき、おばあちゃんが、もうお味噌がなくなったといって、お味噌を買ってきた。あとで冷蔵庫の奥に買い置きが残っていた。

   Mamikoの父親が来た。

   「お父さん、おばあちゃんね、お味噌がまだあるのに、また買ってきたんだって」


   Mamiちゃんは魚が好きである。夕食の時にちょっとした柔らかい魚の骨が喉に引っ掛かった。

   そんな時はご飯をごっくんしてごらん。

   父親が来た。

   「お魚の骨が喉にかかったら、ご飯をごっくんするととれるんだよ」

   かたい骨ならそうはいかない。


   10年以上も乗った車が故障した。そろそろ買い替えようかと、自分の家で母親とMamikoが車のカタログをみていた。

   「お母さん、お父さんに内緒でこの車買っちゃおうか!」


   「Mamiちゃんね、走るのはやいんだよ! 」

   さぞかし速いんだろうと思って母親が幼稚園に見に行ったら、案の定6人で走って5番目だった。


   母親と外出した。Mamikoがなかなか動かないから、早くおいでと言って振り返ると、

   雨は少し降っていて多少風も吹いていたとはいえ、Mamikoは傘の柄をしっかり抱え込むように握りしめて、齒を食いしばって固まっている。「こうやって傘を握るんだよね・・・」

   数日前台風の予報が出ていたときに、幼稚園の先生から風が強いときは、傘をしっかり握っているんだよと言われていたから。


第12話
2004.10.04
4歳5ヶ月

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   以前、てんぷらを揚げるとき、油が飛んで床を汚すから新聞紙を敷いていた。つい1週間くらい前、新聞紙を敷かずてんぷらを揚げていたら、

   「おばあちゃん、新聞紙を床に敷かなくていいの?」


   以前、私の部屋の机は西向きだった。別に部屋の配置は替えてはいなかったが、最近南向きに90°向きを変えた。久しぶりに2階に上がってきたまみちゃんが、

   「おじいちゃん、以前は机はこっち向きじゃなかった?何故向きを変えたの?」

   とにかく子供は何でも覚えている


 第13話
2005.01.15
4歳8ヶ月

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   一晩泊まって翌日の夜長女が迎えに来た。帰ろうとして車のエンジンを始動したら、排気温度警告灯が点灯したまま消灯しない。

   長女:「これ何かしら?」

   私:「心配なら送っていくから、車はここに置いて明日修理工場に取りに来てもらったらいい」

   長女:「一応これでも外車なのでディーラーにもっていかねば、ディーラーは家の近くだし」くくりつけられている後部座席のチャイルドシートから、

   Mamiko:「ディーラーって何?」・・ちゃんと大人の話を聞いている。

   長女がディーラーの担当者に電話した。そのまま運転すればガソリンに引火して爆発することもあると言われた。

   万が一に備えてMamikoを私の車に載せ替えて、私が前をゆっくり走り、長女は後ろからついてくることにした。ゆっくり走ると追い上げられる有料道路も国道も避けて、下の一般道を走ることにした。

   Mamikoは母親とディーラーとの電話のやり取りを聞いているからそれなりに後ろからついてくる母親の車を気遣って振り返る。後部座席から間断なく何やら何にやら話しかけてくる。

   Mamiko:「おじいちゃん!お母さんの車、まだ爆発していないよ」

   心配しないで眠っていていいというと、間もなく爆睡。

   大人の会話は全部わかっていて、わからなかったのが「ディーラー」という言葉だけだった。

   心配しているわりには、出発前、Mamikoは私の車にサッと乗り移ってきた。素早かった。

   長女は途中から国道に上がると後ろから合図した。

   国道に上がった。

   制限速度60キロだが、速度制限を越えて走る車が多い中で、40〜50キロで走った。この国道は九州でも主要幹線道路なのに1車線になったりどうかすると3車線のところがある。2車線になると、後ろの車がブワーッ!ブワーッ!と追い越していく。それにしても皆さん怒りを露にせず我慢強く後ろを走ってくれたものである。

   今日は長女だけがきた理由は、父親が肩を痛めて辛かったから。

   家に帰り着いて、

   Mamiko:「お父さん、肩が痛くてMamiちゃん心配していたよ」

   それを聞いて、父親は涙ぐんだ。

   とにかくMamikoは優しい。相手のことまでよく配慮ができる。この、相手の立場で考えることができてこそ大人になれる。


第14話
2005.01.15
4歳9ヶ月

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   私の日産サニーも新車から11年になる。不具合も昨年末車検の際にきれいに直してもらった。私はまだ乗り続けるつもりだが、販売会社としては、そろそろ買い替えどきだから新車のパンフレットを置いて帰る。

   長女のところもちょうど新車から11年になる。車を買い替えるのに、パンフレットを集めて見ていた。

   私の車は車検切れまであとわずかで、老朽化で車検費用が非常に高かった。修理しても次々に不具合がでるという。それでつい半月ほど前に新車に買い替えた。しかし、

   Mamikoが私の居間にあった日産自動車のパンフレットを見つけて、おばあちゃんこれもって帰っていい?お父さんにあげたらお父さんが喜ぶからと言った。

   こういうところが子どもらしい。


※ 私などは車のパンフレット取り寄せてあれこれ言って楽しむ趣味は全くない。収入の分を弁えているから1500㏄以下の車にしか乗らないことにずっと以前からきめていた。車は所詮道具に過ぎない。物には興味はない。

   今までの5人定員では不都合が度々あった。今回は7人乗れる車でないとだめ。通常はワゴン車にも早変わりする車がいい。

   そういう条件を備えた車を選ぶだけ。後は余計なものは一切つけない。似たような車があるならば、価格と見た目と車内の広さ。それできまりだ。2日できめた


第15話
2005.02.19Sat.
4歳10ヶ月

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   長女が:「お金が足りない、お金が足りない」と言ったのを聞いていたMamiko

   Mamiko:「お母さん、まみちゃんのものは買わなくていいから、お母さんの物を買いなさい」

   なんと涙の出るようなやさしい言葉。大人に言えるかこんなこと


 第16話
2005.04.23 Sat.
5歳と10日

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   4月23日にMamikoが来た。午後私が連れに行って夜母親が迎えに来た。午後迎えに行く前に

   長女:「トランプをもって行って、おじいちゃんとおばあちゃんと3人で神経衰弱をして遊びなさい。」

   Mamiko:「だっておばあちゃんは風邪をひいているのでしょ?おばあちゃんの好きなようにさせた方がいいんじゃない?」

   迎えに行くとき空き地に除草剤をまいた。予定より10分超過した。普通ならこれで間に合う距離なのにその日はJRの踏み切りのところで渋滞した。予定より5分送れて着いた。

   帰りにMamikoに残りの作業につきあわせた。青い小さな雑草の花を見つけて、ここはお薬まかないでという。

   ななほしてんとう虫を捕まえた。蓋のない透明な小さな容器に入れて厚紙で蓋をした。

   蓋にすき間ができないように一生懸命両手でつまんでいる。逃げたら大変だから車の中に入るという。両手が塞がっているからチャイルドシートに座るにも一苦労。

   おばあちゃんにあげる雑草の花も摘まなくてはならない。

   車の中では、てんとう虫が糞を1個しかぶったとか、茶色い汁を出したとか、一緒にいれた草が動いた、てんとう虫が食べたのかだとか私の家に着くまでてんとう虫の話でもちきり。

   おばあちゃんは今何しているだろうか、Mamikoはおばあちゃんを手伝うから、おじいちゃんはその間てんとう虫と遊んでいてね。

   家に着いたら庭にでた。おばあちゃんがダンゴムシの居場所を教えた。ダンゴムシをショベルに何匹も載せて上がってきた。

   Mamiko:「ダンゴムシが2個そこに落ちているよ」と床を指さす。

   後ろからついて来たおばあちゃん「自分が今落としたんじゃないの!」

   それからが大変、てんとう虫は何を食べるのというからインターネットで調べてやった、すぐに、じゃあ、ダンゴムシは?とくる。

   そうだそうだ図鑑の方が早い。てんとう虫からはじまって、ダンゴムシ、じゃあ青虫は?アゲハチョウ、モンシロチョウ、それからカブトムシときりがない。

   虫かごに湿らせた土を入れて、ダンゴムシを入れて、枯葉をかぶせてやり、てんとう虫を入れて、アブラムシを庭木に見つけて入れてやる。

   こういう興味を大切にしないと先々興味を持たなくなる。理屈はどうであれこの気持を無下にしてはいけない。


第17話
2005.05.11 Wed.
5歳1か月

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   長女が具合が悪くて気分が悪い。気分が悪いからMamikoが幼稚園から帰ってきても動きが鈍い。

   Mamiko:「まみちゃんのことは気にしないで、お母さんの好きなようにしていていいよ」

   なんてやさしい言葉。

   ほんとうにやさしい子です。

   そういう具合だからおやつなど思うように食べられない。

   母親が買い物に行くのも辛いから、おばあちゃんが食材を買って持って行った。黒豆も買って行った。ちょうど黒豆を冷蔵庫の上のドアを開けて入れようとした。

   Mamiko:「おばあちゃん、黒豆はその下の引きだしに入れておいて、まみちゃんは手が届かないから」という。

   まあ、よく気がつく子だ


第18話
2006.05.21 Sun.
6歳1ヶ月

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   明日からおばあちゃんが病院に検査入院する。検査入院だから見舞いに来る必要はない。しかし、長女一家4人が夕方から来た。

   今日は久々に誰も来ないというつもりで、夕食の食材は空っぽにしていた。だからふく鮨に寿司の出前を頼んだ。

   すし屋がおまけに鯛茶漬けの素を一箱くれた。

   おばあちゃんが長女に:「この鯛茶漬け要冷蔵と書いてある、これ、もって帰っていいよ」

   横で何かしていたMamikoはちゃんと片耳でおばあちゃんの話を聞いていて、すかさず、「おばあちゃん、冷凍庫に入れたら?」

   長女:「私よりよく気がつくね。」


第19話
2007.01.02火曜日
6歳9ヶ月

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   長男一家、長女一家、二男が来ていて、孫が3人。合わせて10人。夕方どこからか、ガリガリ、ガリガリ、音がする。何の音だろうと思っていたら、Mamikoちゃんが真面目な顔して、スプーンで座敷の壁の上塗りの砂を削っている。落ちた砂粒を手で寄せてままごとの容器に入れている。とんでもない事をする子だ。

   仏間の向かって右側の押し入れの下の見えにくいところだったからよかったものの、放っておいたら下地が出てしまい、一生の記念になってしまうところだった。

   おりこうさんな子だとは言ってもまだまだこういうことがある。


   
第20話
2007.03.18日曜日
6歳11ヶ月

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   昨日、長女が夕刻から仕事、仕事といっても結婚式の司会のための依頼者との打ち合わせだから1時間か2時間だが、昼過ぎにMamikoを迎えに行った。今晩こちらに泊まって、明日迎えに来るか、送って行くかという予定だった。

   今日は午後長男一家が来た。夕食後、Mamikoはもう一晩泊まっていくと言った。おばあちゃんもそう言った。

   「あれ!今日は帰るんじゃなかったの?」

   Mamiko:「……」

   私:「帰るという約束だったでしょう?帰ろうよ。送っていくよ。」

   Mamiko:「……」

   私:「本当にいいのか?」

   「いいの、いいの」

   私:「じゃあ、私は焼酎を飲んでもいいのかね?」

   Mamiko:「……」

   こういうやり取りがあって、じゃあ、という事になって、私は麦焼酎「壱岐っ子」を飲んだ。

   「8時になった。あまり遅く電話すると、まだ起きていたのということになるから、お母さんに電話しなきゃあ。」

   「えっ、親は知らなかったのか?」

   すま〜して、電話口で、
   Mamiko:「お父さん?あのね〜、今日泊まるよ。おじいちゃん、お酒飲んじゃったんだって!」

   あっ!この子は!・・・、さっきは何を聞いても、黙っていたくせに、口を開いたかと思うと、これは決定的なひと言だった。泊まる理由を私の所為にして!

   Mamikoには負けた〜。だから子供は面白い。大人なんかよりはるかに面白い。


第21話
2007.03.19月曜日
6歳11ヶ月

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   しかし、この子はことばが話せるか話せないかの頃から感心なことが沢山ある。

   今日は長女が迎えに来てMamikoの帰る日。

   昼ごろ長女が来た。銀行に行ってくるという。長女は一度家を出たら用件だけ済ませてすぐに帰るということはないから、

   「きっと、いつ帰ってくるかわからないよ」と言っていた。

   珍しく2時間で戻ってきた。すぐに帰るかと思っていたら、「帰らんよ、夕ご飯食べてから帰る」と言う。夫は会社の送別会。

   Mamikoはといえば、何が感心かといえば、朝起きたらすぐに、自分が使った敷布団から掛け布団、シーツまできちんとたたんで重ね、枕を載せ、きれいに整頓してあった。

   お客がくると小耳に挟むと、おもちゃなど散らかっていた部屋を、素早く片づけてしまう。

   お父さんがもうすぐ帰ってくると言えば、ソファーの上をきれいに片づける。

   お客が来る頃になると、ここがお客さん、ここがおじいちゃん、ここがおばあちゃん、ここがマミちゃんと言いながら座布団を並べる。 2歳になる前から、親から片づけなさいなどとは言われなくても片づける。

   こういうことは教えて教えられるものではない。子供は大人のすることをまるごとまねをする。

   お母さんの言うことは絶対である。孫は悲しいときは、大泣きはするものの、いつまでもぐずぐず言うことはない。あきらめが早い。

   3歳までにこういうことは済ませておかなくては、あとで矯正するには子との闘いで倍も3倍もエネルギーがいる。


 
第22話
2007.03.22木曜日
6歳11ヶ月

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   思い出した。

   チビのカズ君がお菓子を床に落とした。長女は、フーッ、フーッと吹いて、カズに持たせた。カズはそれを食べた。Mamikoもまねをして食べた。

   Mamikoが2階の私の部屋にいた。長女がカズを預けに来た。カズはキティちゃんのマグネットを二つもっていて、口の中に入れている。長女は気にしない



第23話
2007.03.22木曜日
6歳11ヶ月

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   聞いた話

   マミは昔は、動物園に行こうか、○○山に遊びに行こうか、○○ランドに行こうかと言うと、すぐについてきた。しかし最近は、首をかしげていやだという意思表示をする。だんだん大人のいいなりにはならなくなってきた。

   この子はよく気がつく。物の言い方も賢い。長女が料理を食べさせて、「美味しい?」とたずねると、まずいとは決して言わない。「うん、カズだったらおいしいと思うよ」というような表現をする。

   人の気持によく気がつき、決して人を傷つけない。というか、はっきりものを言ってしまって、自分が傷つくのがこわいのかもしれない。それは本人に聞いてみなくちゃわからない。

   マミは友達の家で友達と三人で遊んでいた。他の二人が大げんかをしていた。その場にマミはいて何かを作っていた。後で長女が二人がけんかしていたことを話しても、全くけんかに気づかなかったようである。横でふたりが大騒ぎをしているのに気がつかないなんて。何かしていると熱中するらしい。我関せずである。

   いつもこんな風だそうである。クラスでいじめにあってのけ者にされた子が、マミのところに来る。マミが一緒に遊ぶ。周囲のごたごたには一切無関心だから、幼稚園では、ごたごたではみ出した子の受け皿みたいな存在だと言う。

   おっとりしていて、とてもよく気がつく、やさしい。 これまで、いい子になろうと一生懸命だったように思う。そしていい子になった。