原子力発電所は毒入り饅頭

Sat.Apr.02.2011

ハイサーイ!私の徒然草 小春日和の韓国語のお勉強
環境エネルギー研究所
 事故処理は誰が指揮をし、どういう人たちが現場で作業をしているのか、現場の直接の責任者は誰か。最高責任者は誰か。まるで顔が見えない。テレビではもう少し具体的に報道すべきである。協力会社などと表現しているけれども、一体この協力会社とは何か。作業員という表現もはっきりしない。いかにも東電社員という風に私は受け取ってしまうが。本当にそうなのか。

 東京電力は3月18日に2号機タービン建屋地下一階で高濃度の放射線量を検出していながら、24日の3号機作業場に水がたまっていること、高濃度の放射線が出ていることを作業員に知らせていなかったというのはいったいどういうことか。全員に線量計ももたせていなかったというが、どういうことか。作業員に対して誰が責任をもっているのか。

 それから、作業員は現場が現場だけに高濃度の放射線が出ていることくらいなぜ認識していなかったのか。それから水がたまっているのに、短靴で水の中になぜ入ったのか。そのままなぜ作業を続けたのか。わからないことだらけである。

 後ではっきりすると思うが、東電は作業員に危険を知らせず、高い賃金を出してほとんど素人に近い作業員にこういう危険な作業をさせたのではないか。あるいは立場の弱い下請け会社に有無を言わせずにこういう危険な作業を押し付けたのではあるまいか。

 また、短靴で水の中に入ることの危険に、作業員が3人とも気づかなかったのも不思議である。ほとんど素人だったのではないか。なぜ責任者は装備の点検まできちんと管理しなかったのか。

 東電の社員が先頭に立って陣頭指揮をしているのだろうと思っていたが、いったい現場に東電社員は何人いるのか。危ない仕事で頑張っている東電社員がいるのだったらきちんと報道すべきである。

 そうでないと、危ない作業は下請け会社に押し付けて、東電社員は安全な場所に避難しているのではないか。そういううわささえ聞こえてくる。とにかく協力会社だとか、作業員だとかと言うばかりで、実際に陣頭指揮をしているのは誰か。東電幹部はどこで何をしているのかきちんと報道すべきである。

 もし、零細な下請け会社に任せっきりだというのであれば、この原発に対して一体誰が責任者か。こんなことでは危なくて原発稼働させていいのか。誰が責任者か。テレビに出てくる人たちを見るとみんな他人事のような顔をしているではないか。

 熱い気持で頑張っているのは、これもはっきりしないけれども、零細な下請け会社、孫請け会社の人たちなのか、東電社員と言っても、地元採用の人たちにおっかぶせているのではないか。本物の東電社員は東京に逃げているのではないか。マスコミの報道も非常に曖昧で、私はそういう疑いをもっています。

 これまで原子力発電所を建設するときはどこの電力会社でもそうだが、見学に行けばお昼のお弁当でもてなし、洪水のように安全だ安全だと広報して安全を演出してきた。

 放射性物質がなにか、核分裂が何か、原子力発電についてよくわかっていなければ、これだけ安全を演出されると何となく安全だという気分になる。電力会社の社員が原子力発電についてどこまでその危険を認識していたのか。立場上会社の方針に従っていただけではないのか。では、会社の幹部はどうだったのか。技術を信用して危険についてあまり深く考えてはいなかったのか。一部マスコミ関係者も安全神話の片棒を担いではいなかったか。

 しかし、原子力発電に伴うあらゆる危険は技術的に解決できると過信した専門家がいるとは信じがたい。形ある物は久しからず、老朽化し、あらゆるトラブルを想定して技術の粋を尽くしても、想定外のことは必ず起きるし、人間の考えることには限界があることを恐れる。

 人口数万人の小さな自治体に雇用を作り出したり地元にお金が入ることで、町長とミニ町議会を丸め込んでしまえば、周辺自治体の住民の反対運動を無視して建設してきた。これは腹を空かせている人に時限装置のついた毒饅頭を食べさせるに等しい。事故が起きれば元も子もないのが原発である。県だって危険を本当にわかって原発の建設を認めたのか。

   みんなが「安全だろう、だろう、だろう」で推進してきたのではないか。誰も真剣に考えて来なかったのではないか。真剣に考えて来なかった人が不幸なことに政治的な力をもってしまったということである。

 九州に住んでいるからとよそ事ではいられない。九州電力の玄海原発の60km圏内住んでいる。プルサーマルの原子炉がある。放射能漏れを隠しているといううわさが広まっている。単なるうわさかどうか。事故が一度起きれば東京電力と同じ目に遭うことを他山の石とすべきである。

 地震と津波だけではない。老朽化したらどうなるか、使用済み核燃料はどうするつもりか。使用済みと言っても、放射性原子核種は自然崩壊によって永久に放射線と熱を出し続ける。普通の燃料とはちがうのです。

 日本国中放射性元素による汚染が進み、原子炉の墓場(石棺)だらけになる。永久に墓守をしなくてはならない。そこにまた、地震・津波、その他に想定外の事故が起きることを装丁しなくてはならない。こんな想像力の欠如で大丈夫ですか。