経済先走りで非科学的日本の原発

Wed.May.18.2011

ハイサーイ!私の徒然草 小春日和の韓国語のお勉強
環境エネルギー研究所
 今朝の朝日新聞の見出し、「原発対応 日本に懸念」
〜WHO年度総会特別会合 福島第1原子力発電所事故による健康被害説明会で 健康被害リスク指摘〜

 各国・機関の担当者から情報不足や長期的な健康被害に懸念が相次いだ。地震国の日本で原発を維持することを疑問視する声が出た。

 カナダの政府関係者は白血病やガンなどの健康被害が長期的に発生するリスクを指摘し、WHOのネイラ公衆衛生局長も「長期的な健康被害の潜在リスクに関する調査が必要」と訴えた。

 ギリシャ政府は「事故で巨額の損失が発生しており、地震国で原発を維持する意味があるのか」と発言。


 こういう至極当たり前の発言があっている。しかしこういう記事は日本国内ではほとんど目につかないし聞きもしない。

 電力が必要だから原発をいかにして再開するかとか、安全対策をどうするかとか、原子力安全保安院ですらいい加減な審査で九州電力に対して再起動ゴーサインを出す始末。

 原子力安全委員会や保安院は「安全」に対してもう少し敏感で慎重でなくてはならないはずなのに、明らかに原発推進側に取り込まれているとしか思えない。本来ならば原発推進派だったはずの佐賀県知事でさえ、玄海原発の安全性についての説明が不十分と言っている。住民の生命の安全を第一に考えれば当然である。

 ところで上の記事を見ただけでも、世界の政府関係者は、長い将来にわたっての日本人の被害者の健康について言及し、地震国であることを懸念している。これは日本国民の多くもそうであるが、どういう訳か、電力会社、政治家、学者、マスコミからは経済優先、電力不足懸念の発言しか聞こえて来ない。

 将来の国民の健康被害や事故による損失が如何に割りにあわないものであるかという認識が伝わっては来ない。

 原発推進族にはこのような科学的、人間としての倫理感覚が欠如しているのではないかと思う。どう解釈しても、「電力が必要だから原発は安全だ」と言っている訳で、これほど「非科学的」で人間不在の「非人道的」なことがあろうかとあきれかえる。

 それに過疎地に対する人間的な配慮などこれっぽっちもなく、まさに心の深層に差別心あるのみだ。