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【IAEAその1】 2011年7月22日金曜日の日本経済新聞夕刊3面に、IAEA事務局長 天野之弥氏の原発の今後について、 「『原発、今後も増加』テスト時の停止求めず」とあった。 「福島第1原子力発電所の事故の影響はそれほど大きくない」 日本政府が検討するストレステスト(耐性調査)については「原発の再開と結びつけて考えていない」 「事故で少し拡大のペースは落ちるものの、原発はなくなる訳でも減る訳でもない」 「ドイツ、スイス、日本などではじまった「脱原発」は世界的な潮流にはならない」 「安全性を強化することが必要」 「原発の安全は常に進化し、日本以外の多くの国はテストのたびに停止する仕組みにはなっていない」 などの見解を述べたという。 これを読んだとき、まさに、国際原子力機関IAEAとは一体何者か?国際原子力機関の背後にあるものは何か?と空恐ろしくもあり、不気味な存在だという気がした。 安全性を高めるとか、安全性は進化しているというけれども、新聞記事では具体的でない。これは原子炉のことだけしか言っていない。 地震、津波、その他に人為的なミス、老朽化による想定外の事故だけではない。「使用済み核燃料をどうするか」については全くメドがついていないのにそのことにはふれていない。 【IAEAその2】 IAEA,原発の安全に国際基準 〜IAEA耐性調査 津波・洪水に備え〜 これは2011年11月24日の朝日新聞朝刊一面トップの記事である。 私は7月22日の天野氏の発言を新聞記事で読んだとき、この国際機関IAEAに対する信用を完全に捨てた。日本の原発推進族とまったく同じ考えだからである。 日本の原発は日本の原発産業と電力会社のマネーが湯水のように投入されて、政治家を買収し、官僚を天下りで買収し、学者を天下りさせたり、研究費という飴と鞭で御用学者として取り込み、マスコミを巻き込み、国を丸ごと買収して国民をだます仕組みができていた。 同じことが国際的にもあるのではないか。IAEAも国際的な原発マネーの御用聞きではないか。 見出しを見ればわかるように、ここも「原発そのもの」の安全を言っているだけで、原発の最も危険で、原理的にも解決不可能な問題については何も触れていないではないか。使用済み核燃料の問題にも触れていない。 高レベル、低レベル放射能汚染廃棄物がどんどん増えているのに、それをどう処分するか、何の決め手もない。とりあえず保管しているというような状況ではないか。危険なのは原子炉だけではない。 国際基準ができたら、今度は電力会社も原発産業も、政治家もその時点で「思考停止」することは目に見えている。 私たちはこの国際原子力機関を安全の監視機関だと誤解しないことである。われわれの味方ではないということを知るべきである。 |