| [ハイサーイ!私の徒然草] |
|
メラトニンは眠りを誘う脳内ホルモンとしてのはたらきだけでなく、活性酸素を中和するはたらきがあって、ガン予防、ボケ防止、長寿化、血圧降下、血糖値低下、白内障予防、皮膚のしわ予防の効果がある。副作用も習慣性もなく価格も安い。そう聞けば夢のような物質に思えてくる。 ラスベガスに行くことになった。日本では認可されていないけれども、アメリカでは健康補助食品として販売されている。アメリカでは3mg60錠入り(2ヵ月分)で1000円程度だった。 植物でも動物でも体内時計がある。人の体内時計は左右の眼球から出た左右の視神経が大脳に達する途中で左右が交差するところにある。植物にも日周運動がある。人の体温、血圧など、からだの働きにはおおまかに25時間のリズムがある。それが地球の自転による24時間周期に修正されながら生きている。 脳の一部である松果体は光を感じる目の原形だった。ヒトでは頭の奥深くにある。松果体からごく微量のメラトニン分泌されるという。 メラトニンの1日の分泌は、朝、明るい太陽の光を浴びることによって減少し、午後8〜9時頃から増加しはじめて深夜にピークに達し、明け方に減少して目覚めに至る。 夜遅くまで明るい現代社会ではメラトニンの分泌も体内時計のリズムも乱れがちである。生体リズムを狂わせないためには、朝早く起きて明るい太陽の光を浴びることから1日が始まる規則正しい生活をしなくてはならない。 電磁波の健康に及ぼす影響がないという証明はされていない。しかし、電磁波スモッグがメラトニンの分泌を撹乱して様々な健康上の問題を引き起こしているともいう。 メラトニンの分泌量は生後しばらくして増加し始め、思春期前に最大量に達し、以後急速に減少する。その減少によって第二次性徴があらわれ、年齢とともにさらに分泌量は減少を続け、やがて測定が困難なくらいになる。夜寝つきが悪い、眠りが浅い、朝早く目が覚めるなどの悩みが生じる。 昼ごろ飛行機で日本を出発してアメリカに向った。太陽に向かって飛ぶから、すぐに夜がやって来て、すぐに朝が来る。飛行機の中で早くやってきた夜では眠れない。日本では深夜なのに現地ではもう朝。 ラスベガスのさんさんと輝く太陽の下では眠気も覚めてしまう。ラスベガスに到着するとすぐにアウトレットの商店街に行って、真っ先に薬局でメラトニンを買った。夜になっても眠くならない。試しにメラトニンを飲んだ。しかしちっとも眠くならない。もう一錠飲んだ。しかし眠気はこない。がっかりした。 たんぱく質は20数種類あるアミノ酸がいろいろな順序で鎖のようにつながっている。トリプトファンというアミノ酸からセロトニン、セロトニンからメラトニンへと変わる。 これほどハッキリしたメラトニンがなぜ効かないのか。効かないのになぜ売れるのか。わからないことばかりである。吸収後、脳に達する以前に肝臓で分解されてしまうからか。 昔は牛の松果体に微量しか含まれないメラトニンを抽出していたというけれどもこれは怖い。ほとんどが科学的に合成された製品だけど、製造が簡単だから中小の製薬会社が多いとも聞くし、不純物が混入していればこれはまた怖い。 ある程度続ければそのうち効くようになるという販売元の言葉で、1年間くらい試したが、とにかく私の場合は全く効かなかった。ほんとうに効くのであれば、どこの医療機関だって使うはずだし、不眠に苦しむ人などいるはずがありません。 |