薬が効かない頭痛

〜こんな頭痛ははじめて。処方された強い頭痛薬が全く効かない。激しい頭痛が理由もなくはじまり理由もなく消える〜

Fri.Nov.01.2002(原文)
Tue.July.14.2009(更新)

[ハイサーイ!私の徒然草]

   2002年4月半ばまでは心身ともにエネルギーは十分だった。4月の半ばから急な要請があって中学校に常勤講師で出ることになった。1ヶ月、2ヶ月経つうちに身体の不調がはじまった。朝目覚めたとき、頭痛で起き上がることができない。枕が当たっている部分が痛む。位置を変えるとまたその部分が痛くなる。しかし起床すれば次第によくなる。その繰り返しだった。


   神経疲れを感じていた。かつての経験に比べれば仕事量が多すぎるというわけではなく身体が疲れるほどのことでもない。職員も和気あいあいとしている。生徒が手がかかるとは言ってもこのくらいはかつての経験に比べれば大変だというほどのことでもない。なのになぜ?


   その前の年に常勤講師で教えに行った県立高校の通信制では、これほど仕事が多い学校があろうかと思うくらい忙しかった。切羽詰まった状況で緊急に「助っ人」で引き受けた仕事なので忙しくて当たり前だった。なりふり構っているひまはなかった。


   忙しければ忙しいほど達成感があった。仕事を持ち帰って夜遅くまで仕事をしようが、人より1時間早く出勤して、夜おそくまで残業しようが、疲れを知らなかった。冷房のある部屋でゆったり仕事をする余裕はなかった。西日がまともに射す、冷房もない理科室で汗だくになりながらも、帰宅してシャワーを浴びたときの爽快さ。ビールのうまさ。


   なのに、なぜこの中学校ではこんなに神経が疲れるのか。


   県立高校に勤務していた頃は「達成感」があった。仕事の中に「喜び」があった。この中学校では「達成感」が全くなかった。仕事量が多いというわけでもないのにやたらと拘束時間が長い。個人生活の予定が全くたたない。会議の時間を守らない。1日のけじめがない。このことが何ヶ月か続くうちに、やたらと神経が疲れた。後しばらくは大丈夫だとしても、とても来年3月までは神経がもつまいと思った。


   2003年3月までの約束だったが、退職の1ヶ月前に校長に申し出た。1学期末で辞めさせていただくことにした。ここも緊急事態に中学校で教えた経験はなかったけれども「助っ人」で駆けつけて、その役割は十分果した。7月の終業式が終わって、帰宅したとたん張っていた気が緩み、その翌日と翌々日は寝込んでしまった。自分が考えていた以上に神経が疲れていた。その後からだの不調と気分の悪さはだらだらと続いた。何をする意欲もなかった。かつてない経験だった。


   この文章を書いている10日前(10月下旬)頃から激しい頭痛がはじまった。身体的な疲れはない。多少風邪気味のようでもあり、熱っぽいが、体温は36.5℃以下である。目が何となく不快である。


   不思議なことに夜遅くなると訳もなく頭痛が消失したり、和らぐ。枕を額に当ててうつ伏せになると頭痛が消える。首を動かすと、頭頂部から後頭部にかけて中心より少し右側寄りの部分に筋が引きつるような痛みが走る。身体を動かしても痛む。


   今回の頭痛はイブプロフェンが効かない。かかりつけのクリニックで処方してもらった強力な頭痛薬Voltaren 25mg錠剤も全く効かない。


   脳や首に原因があるのではないか。九州中央病院脳神経外科で検査を受けた。きょうは首のX線写真を6枚と頭部のCTスキャンを受けた。手がしびれたり、引きつるようなこともなく、頚椎骨に変形はあったが、頭頚部には異常は全くなかった。


   脳神経外科で出していただいた薬、Voltaren SRカプセル37.5mgとPAXIL 10 はほとんど効かなかった。夜9時、あの激しい痛みが何の理由もなくすっと消失。気持に余裕が出てリラックス感がある。6時間前に服用した頭痛薬とは関係ないと思う。


   翌朝、目覚めとともに頭痛がはじまる。ボルタレンSRカプセル、PAXIL10を服用する。今度は40分ほどで頭痛が消失。正午には再び頭痛がはじまった。その後再び痛みは軽減したが後頭部に不快感が残る。


   夕方1時間ほど車で外出した。運転中に頭痛が激しくなった。帰宅して車から出ると、すっと頭痛は軽くなった。午後6時に夕食。食欲がない。今まで私は病気のときでも食欲がないということはなかった。薬は朝1回服用しただけなのに、午後9時頃になると嘘のように頭痛が消えた。


   翌々日は午前中車で外出した。車の運転中は頭痛が激しくなる。帰宅すると頭痛は軽くなる。痛むところは同じ。
(2002.11.05 )

   昨日からパソコンのキーを打つ右手指に力が入りにくい。特に親指の力が入りにくい。マウスパッドの操作がおぼつかない。右手に力を入れようとすると上膊部からすっと力が抜ける。
(2002.11.06)

   頭痛薬が効かない、脳神経外科でもらったパキシルも2週間ほど続けたが効いたという実感がない。首でもなければ、頭のCTも異常はない。今回の頭痛は痛くなったり軽くなったり豹変するタイミングも奇妙だ。


   2007.07.25:この頭痛の原因は中学校に講師で勤務した4ヶ月間の極度の神経疲労によるものだと思う。この状態から抜け出すのに、退職して4ヶ月かかった。11月下旬のある晩、何もかも首尾よくいったといううれしい夢を見た。目覚めた時すっかり生まれ変わっていた。意欲もエネルギーも1年前に戻った。しかし、ただひとつ。2度と講師で教えに行こうという気にだけはならなかった。


   危ないと思った時点で退職を決断したのは正しかった。他の現職の方たちは辞めたくても辞められない事情がある。だったらもう少し勤務のあり方について職場で話し合うべきだし、管理職は職場管理を確とすべきである。


   組合と管理職がなれ合い、もたれ合った結果ではなかったか。私が悪いのではない。昔の私だったら闘ったと思うが、講師としてはとても付き合いきれない。