不燃物庫に現れたモンスター2

Sun.Jul.25.2010

[ハイサーイ!私の徒然草] 小春日和の韓国語のお勉強

 不燃物の分別が悪いと回収車が持っていってくれない。

 ビン・缶にしても金属類にしても、ペットボトルにしてもゴミだという感覚はなくて、これは資源なのです。不燃物庫はゴミ捨て場ではないのです。油でどろどろのビン・缶や中身が残ったビン・缶、破損したビンなどは埋め立てに回す陶器金属類として出してもらっている。

 回収に出す場合、できるなら中の汚れを水でさっと流して出してもらえればなお助かる。ひどいのはジュースやビールの缶の中にタバコの吸殻が入ったもの、これを出した人はどんな生活をしているのだろうと、そのだらしなさに整理していて気分が悪くなる。袋の底にビン・缶の中身がこぼれてたまり、ぽたぽたと滴っている袋、いくら仕事とはいえ袋に触るのもいやになる。

 それから、小さな袋に一つ一つ缶詰の缶を入れて、それをそのまま有料ゴミ袋に入れて出す。これはリサイクル工場で分別整理するときに作業員さんに大変な手間をかけることになる。こんな出し方をするのはどんな人だろうかと考えていた。おそらく一人暮らしのお年寄りかもしれない。お年寄りならこういうこともありうるなあと思っていた。

 とうとうその出し主に出くわした。意外なことに二十歳代の若い男性だった。

 できるだけ監視がましい素振りは見せないようにしている。持ち込まれる袋をちらりと見て、さりげなくご苦労様という。それで袋の中身はおおよそわかる。しかしよく見たら不合格だったというものもある。それはしばらくして、入れてはいけないものが入っていれば私が取り除くようにしている。ビン缶の蓋が見つかればこれも取り除く。

 しかし、チラッと見ただけでこれはいけないとわかれば、よく説明して理解していただく。このときモンスターが現れる。

 前回男性モンスターがビン缶の袋を持って現れたのは、昨年の夏だった。いい年をしてと思うけれども年のころは60歳前後。ちょっと待ってくださいというと、わざと私の手を振り払うように奥のほうに置こうとする。「ちゃんと、分別してきているのに、なぜ俺の袋を調べようとするのか。袋の中身は私のプライバシーだ。中身を見れば俺のところでどんなものを食ったり飲んだりしているかがわかるじゃないか」という。

 「確かにプライバシーといえばプライバシーですが、私たちは今日の回収でごみ袋が回収車に1つでも2つでも置いて行かれると困るのです。後日わざわざ出てきて私たちが分別し直さなくてはならないのですよ。あなた出てきてくれますか。嫌でしょう」

 「いい加減な方も中にはいますが、大多数の方々はそれなりに考えて分別してきているのですよ。まだ時間的にも早いですからそんなに袋は持ち込まれてはいないが、それでも見てください、こんなにたくさんの違反物が入っていたのですよ」と私たちが取り除いた物の山を指差す。

 「私たちは回収業者さんが不燃物を置いていかないようにすることにしか関心はありません。それにあなたの住所も名前も知らないのに、あなたの家庭で何を食べているかとか、飲んでいるかとか、そんなことを考える暇はありません。この仕事は誰かがしなくてはいけないのです。私も同じここの住民で、半ばボランティアでやっているだけで・・。」と言うようなやり取りがあって、けんか腰だった相手の態度が少し和らいだ。

 あまり町内の仕事に協力していない人は、普通、申し訳ないと心の底で思うものだが、少数ではあるが、町内の仕事に協力するどころか、苦情ばかり言う人がいるということである。最初から道理に反することを言っているのだから、そこを突いて、問い返していけば、言えば言うほど自己撞着に陥ることに気づくようである。これも子供と一緒で、理解なさるまで言って聞かせる必要があるのです。