六分の侠気四分熱

Th.Nov.25.2010

[ハイサーイ!私の徒然草]

与謝野鉄幹の「人を恋うるの歌」


妻をめとらば才たけて みめうるわしく情(なさけ)ある

友をえらばば書を読みて 六分(りくぶ)の侠気(きょうき) 四分の熱


恋のいのちをたずぬれば 名を惜しむかな男(お)の子ゆえ

友の情をたずぬれば 義のあるところ火をも踏む


われにダンテの奇才(きさい)なく バイロン ハイネの熱なきも

石をいだきて野にうたう 芭蕉(ばしょう)のさびをよろこばず


 
 今のわが国ではどの政党も支持できない。

 しかし、それぞれの党には、政党の中にあっては思うように働けないが、六分の侠気と四分の熱をもった政治家としての立派な資質を備えた議員はいます。

 そのような議員が党の壁を破って集まり新しい集団を作ってはどうだろうか。すばらしい政党ができるに違いない。

 別にこれは政治の話ばかりでなく、戦後派日本人はこの「六分の侠気四分熱」が欠落して、調整力もない調整型の人間ばかりになつてしまった。

 正しいとか、正しくないとかも大切だが、人は熱い気持もなく冷めていては使い物にはならない。大切なことは六分の侠気と四分の熱である。