| 科学的な面白さとペットを飼っているような楽しさがある。堆肥を作って楽しむこともできます。しかし、行政がごみ減量のために本格的に普及をはかろうとするのであれば、45円のごみ袋とダンボールコンポストとはコスト対決になります。ダンボールコンポストの方が明らかに経済的であるという魅力が必要です。採算性がなければ趣味の会が主体になって輪を広げていくことになる。 |
| [ハイサーイ!私の徒然草] |
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11月8日午後7時からダンボールコンポストの会主催でNPO法人循環生活研究所のたいら由以子さんを講師に迎え、熱心にダンボールコンポストの普及をすすめておいでの九州大学の近藤加代子先生の司会で講習会が開かれました。 | |
| 回覧板でお知らせしたときには、果たして何人申込みがあるだろうかと心配していましたが、予想をはるかに越える58人もの方々の申込みがあり、会場が狭すぎるのではないかとうれしい心配をすることになりました。 市の初の講習会ということもあって、約1時間半の講習の後に参加者にはダンボールコンポストセットが進呈されました。 従来のコンポストはフタを開けたとき、悪臭とともにハエが一斉に飛びだしてきます。その点ダンボールコンポストは投入する生ゴミの種類によって多少は違いますが、フタを閉じていればほとんど臭いません。 | |
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毎日500〜1000グラムの生ゴミを投入し続けても全体量は一向に増えることがなく、2〜3ヶ月間は使えるというすぐれ物です。 1ヶ月後にはダンボールコンポストの会の方々のご協力のもとに「堆肥づくりのススメ〜コンポストのある循環生活〜」の著者である波多野信子さんとたいら由以子さんを講師に迎え、品評会が開かれました。参加者はそれぞれに1ヶ月間の成果(堆肥)を1リットルほど、透明なビニール袋に入れて持ち寄りました。 実際にやってみるといろいろな疑問が生れ、品評会は新しい発見の喜びと研究熱心さで質問や意見が白熱し時間が経つのも忘れるほどでした。 初めて参加された方も有料でもいいからダンボールコンポストがすぐにでもほしい、すぐにでもはじめたいと要望が出るほどでした。 | |
| 冬期の試用で結論めいたことは言えないのですが、4ヶ月間試用した3月初めの今、感想を述べますと |
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ごみの減量は極めて個人的な要素が強く行政の広報によるPRとごみ有料化などの施策以外には方法はない。 ダンボールコンポストは堆肥づくりが目的ならば趣味の会で楽しむことです。採算性についてどうこういうことはありません。 公的に積極的に普及をはかるのであれば、「経済性の魅力」が必要です。行政 、住民、趣味の会では立場が違うのです。その点について考えてみます。 ⑴ ダンボールコンポストには科学的面白さとペットを飼う楽しさがあります。しかし趣味としてではなくてごみ減量として使っていくには、基材に何を使うかでコストにも大きな差が出る。「緑のチップ」ならば採算上有利と思います。いずれにしても長く続けるにはまめで研究熱心さが必要です。 ダンボール箱は自分で見つけて来るとして、温度計も別にして、ピートモスともみ殻くん炭だけでも約700円くらいかかります。上手下手もありますが、コンポストの働きには波があります。あれこれあれこれやって気まぐれで100円200円と基材を追加したりすれば高いものにつきます。ダンボールコンポストは約3ヶ月使えますと聞けば、3ヶ月しか使えないとつい思ってしまう。 原価700円といえば、45リットルのごみ袋が1枚45円ですから、約16枚分です。45リットルといえば大変な大きさです。燃えるごみは生ごみだけではありません。それに普通、毎週毎週45リットルもの生ごみは出しません。もし、ダンボールコンポストを3ヶ月しか使わなかったとしてコスト計算してみて下さい。 私の所のようにダンボールコンポストは必要でない家もある。必ずしも万人向けではなくて選択肢の一つです。 ⑵ ダンボールコンポストの温度が上がらない期間が2週間とか3週間とか続けば、その間は生ごみはごみ回収車に出すとか、庭の従来型のコンポストに投入するとか、地中に生めるかしなくてはならない。うまく働いていないときに魚の屑などの蛋白質を投入していれば悪臭がひどく、冬の夜間や雨天時でも屋内に持込むことはできない。 ⑶ 生ごみが野菜屑ばかりでは温度が上がらない。うまく働かせるには油を投入するのが1番効果的だった。油の投入で確実に温度は50〜60℃まで上昇する。1週間に1度くらい揚物をして微生物の大好物の残油ができるご家庭ならうってつけ。 ⑷ 途中であきらめて新しく買い直したり、できた堆肥を肥料として使ったりすれば新たな出費を生じ、コスト高になる。ごみ減量が目的ならば漫然と費用を投入せずに創意工夫でできるだけ長く使い続ける必要がある。 ケチ根性からではなくて、「経済性」に興味を感じる人と、「堆肥」に興味を感じる人とは趣味が違うのではないかと思います。 ⑸ 堆肥づくりが趣味であればごみ減量のメリットもあるから採算度外視でよい。私的に口コミで友好の輪を広げて楽しむべきです。 ⑹ ダンボールコンポストでできた堆肥を自家の畑や庭木に使うことができるくらいならば、普通のコンポストで間に合う。ダンボールコンポストは必要ない。 ⑺ 集合住宅や敷地が狭くて通常のコンポストが設置できない家庭では、ダンボールコンポストは便利ではあるが、必ずしも安定的には働かないため、温度が下がってしまった間は生ごみとしてごみ回収車に出さねばならないこともある。それにわざわざお金と手間暇かけて堆肥にしたものをごみ回収車に出す気になるか。 ⑻ 自家で肥料として利用できない家庭ではできた堆肥を他の人にプレゼントするといいという考え方もあるが、他家の生ごみでできた堆肥をもらって嬉しいか。1箇所に集めて置いて必要な人に使っていただくなどという発想は非現実的である。 ダンボールコンポストは純粋にごみ減量という立場で一般的に普及させようとすれば、1枚45円のごみ袋よりもダンボールコンポストの方が明らかに経済的であることが必要である。ダンボールコンポストを常時働かせるためにはそれなりの研究心とまめさが必要である。 |
| 私が住んでいる市が推奨しているダンボールコンポストは「緑のチップ」 |
庭木の剪定をしてできた枝葉は清掃工場には持込まず、処理費用は支払わなくてはならないが、緑のリサイクルセンターに持込む。ここではこれらをチップにする。できたチップは1m 四方の袋に入れて発酵させ、申込めば無料で配達してもらえる。しかし、そんなに沢山の緑のチップは必要ではない。 一般的に言って、ダンボールコンポストをはじめたからといって、ごみ袋を使わずにすむというわけではない。ゴミ袋を使うよりダンボールコンポストの方が「明らかに」経済的だということでなくては採算度外視の趣味の域を越えないと思うのです。 市が推奨している「市オリジナル」の緑のチップを使ったダンボールコンポストはコスト的に有利である。緑のチップを使ったコンポストは私自身は未検証だが、1度働きはじめればピートモス、もみ殻くん炭タイプと違いはないと思うので、今度は緑のチップを使ってみたいと思っている。 緑のチップをそのまま肥料として使うのもひとつの有効利用ではあるけれども、ダンボールコンポストの基材として多く使われるならばごみ減量にもなる。市としては折角緑のチップを使ったオリジナルなダンボールコンポストを持っているのだから、これをもっと全国に広めるべきである。ただ、緑のチップの供給が安定しているかどうか。住民末端への供給システムができているかに鍵がありそうである。 偶々ダンボールコンポストの会の方と市職員が一緒に来館しダンボールコンポスト講習会をしたいということだった。市職員の方の説明はピートモスともみ殻くん炭を使ったものだった。しかしこのタイプは他の都市でも一般的に行われているものであり本市オリジナルというわけではない。 ダンボールコンポストの長所短所については上記の通りであり、基材としてピートモスともみ殻くん炭を使うか、緑のチップを使うかは個人の問題ではあるが、普及するかしないかは要するにコストの問題である。 ピートモスは泥炭を掘りだして乾燥させ粉砕して作るのだそうですが、これは石炭、石油、天然ガスと同じように太古の生物の遺骸の堆積による地下資源をわざわざ掘り起こして工業的に商品化されたものを使っているのです。それよりも現に発生しつつあって放っておけば燃やされてしまう素朴な緑のチップを資源として循環利用した方が理にかなっていると思うのです。 一度はじめたら、できた堆肥は肥料として使わないことです。ダンボールの中味が空っぽになれば、また最初からはじめることになりますから余計なコストがかかり引きあわなくなるからです。しかし腑に落ちないのは最近市はこの緑のチップの事を言わない。なぜなのか。うまくいかないというわけでもあるまいに。惜しいなあという気がします。そのうち自分でやって見ます。 |
| ところで我が家では |
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コンポストといえば庭にプラスチック製の設置型コンポストが一般的だったが、フタを開けて、悪臭に、うっ!と息をとめて生ゴミを投入する。そしてハエが一斉に飛び出してくる。それは中の生ゴミが腐敗しているからです。 ところがダンボールコンポストの場合は、毎日300g〜500g程度の生ゴミを投入し続けても全体量は一向に増えない。ベランダの片隅など日当たりと風通しがいいところに置いてやる。夜間や雨天の日には玄関など屋内に取り込んで置く。これを毎日繰り返しているとペットを飼っているような気になる。これは微生物(菌類〜キノコやカビの仲間〜)という最小のペットにはちがいない。2、3ヶ月間は使えるという。 ダンボール箱の中には園芸店にあるピートモス15リットルともみ殻くん炭10リットルをよく混合して入れて基材とします。 | |
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できた堆肥はフラワーポットや家庭菜園で使うことができますが、堆肥が必要のない家庭では普通の生ゴミと同じように燃えるゴミとして出します。ゴミの減量にはなります。 昼間は日当たりと風通しのいい外に、夜は玄関内に置いた。夜間は相当冷え込んでいたはずだが、朝ダンボールのフタを開けてみると湯気が立っていた。 ところが魚の頭などを沢山入れたら分解しはじめのしばらくはコンポストの蓋を開けると相当臭う。それは炭水化物なら分解して水と二酸化炭素以外発生しないからほとんど臭わないが、蛋白質は主として窒素N、それから硫黄分Sを含むから分解すると臭気のあるガスを発生する。 |
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天ぷらの残油を200〜300ミリリットル投入しました。翌朝温度は40℃くらいになり、真っ白いカビが生え、嫌な臭いも半減した。蒸発した水分でダンボール箱の蓋が湿っていた。 日を追って温度が上がっていき、この寒いのに夜12時には50℃になってダンボールが水蒸気で湿気っていた。活発に生ゴミを食べてくれているようです。ダンボールは湿気でぶよぶよになりかかっている。ダンボールの中味は湿気が抜けてさらさらになっている。(2005.12.13) 中心部の温度が高く周辺部の温度は低いために、水分の蒸発が多くて、外気に冷やされたダンボールで結露してしまう。蓋を開けても最早生ゴミの嫌な臭いはなくて堆肥のいい臭いになっている。 野菜屑ばかり投入して続けていると、そのうちどうしようもなく温度が下がる。時々天ぷらやフライの廃油を300ミリリットルくらい与えると二三日もすれば60度やそこらにはなる。(2005.12.27) 2005年末にコンポストに生ゴミを投入しすぎたのか、温度がさっぱり上がらなくなった。中はべちゃべちゃになりショベルにくっつく。魚など蛋白質も沢山入れていたので混ぜると悪臭がする。これは「うんこ」の臭いと全く同じ。もう1ヶ月になるが変化がない。蓋を開けて撹拌すれば悪臭が周辺に拡散する。 もう機能しなくなったのかと思っていたが、1月22日に天ぷら油の残りを200ミリリットルほど入れて混ぜた。25日朝ダンボールの蓋を開いてみると湯気が立っていてダンボールの蓋は水に濡れている。温度は40℃になっていた。 1月26日には45℃を維持している。嫌な臭いもすっかり消えて堆肥のいい香になった。ダンボール箱の蓋は水が結露して濡れている。あの生えてほしい真っ白いカビは生えなくなった。 |
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