詐欺に近いコラーゲン商法

~厚生労働省はなぜ野放しにするのか~


Wed.May.26.2010
[ハイサーイ!私の徒然草]

 今、多種多様なサプリメントが販売されているけれども、誇大広告どころか何の根拠もない詐欺的な広告で堂々と販売されている。そのひとつをあげれば、「コラーゲン」がある。でたらめじゃないですか。

 コラーゲンといえば何か特別のもののように思っている人が多いと思うが、たんぱく質の一種であり、分子量10万もあるようなコラーゲンが消化器からも皮膚からも吸収されるわけがないじゃないですか。

 アミノ酸1個で分子量が100とか200、水の分子で18、皮膚や消化器から吸収されるのはアミノ酸かアミノ酸が2~3個くっついたペプチドどまり。ここまでコラーゲンを切断してしまえば、コラーゲンじゃなくなるでしょう。

 それなら最初からアミノ酸を肌に塗布したり、アミノ酸を食べたほうが早いじゃないですか。要するにコラーゲンを食せずともたんぱく質を食べれば済むことです。 コラーゲン由来のアミノ酸も、普通の肉などに含まれるアミノ酸も、アミノ酸はアミノ酸です。コラーゲン由来のアミノ酸が体内に吸収されてもコラーゲンに再合成されるわけがないじゃないですか。

 特定のたんぱく質が合成されるためには、細胞核内の遺伝子DNAの情報に従って、情報伝達役のm-RNAやアミノ酸運搬役のt-RNAがあって、アミノ酸とアミノ酸を一つ一つ結合していく。その一つ一つに特定の酵素が必要であって、リボソームによって合成されていく。アミノ酸があれば自動的にコラーゲンが合成されるかのようなそんなに単純な話じゃない。これは高等学校レベルの生物や化学を履修したことのある人ならば常識です。

 コラーゲンのテレビコマーシャル、チラシなどまことしやかに宣伝しているが、無知な消費者を食い物にするものであって、詐欺罪すら成立するのではありませんか。 そんなものを厚生労働省は野放しにするのか。あまつさえお墨付きを与えるのはなぜか。

 効果があるという科学的証拠があれば示してもらいたいものである。