過熱するスピリチュアルブーム

Tue.June.10.2008
Mon.June.08.2009

[ハイサーイ!私の徒然草]  

    昨日のNHKクローズアップ現代で取り上げられた、本の買い方の「売り上げランキング」依存が止まらないという話と、今日の「スビリチュアルブームの過熱」とは本質的に同じだと思いました。

    最近、スビリチュアル関係の本がたいそう売れているそうで、ますます読む人が増える。読む人が増えればスピリチュアルにはまる人が増えてブームになる。生活不安や社会不安が一層その傾向を助長する。

    一事が万事で、これは何も本の選び方やスビリチュアルの問題だけではないと思います。化粧品にしてもサプリメントにしてもテレビのCMが多い。その他、水を作る器具だとか、健康器具だとかあげればきりがない。本当に効果があるのかないのかはわからない。

    現代は何が本当で何が偽物か区別がつきにくい。自分の判断力を越えた状況に置かれているから、売上げランキングや、霊感とか、マスメディアのCM、チラシ、電話勧誘などを信じ易くなる。しかし、本当はそのようなものに頼るよりは、自分の判断の方がまだましだと思う。

    霊感商法や詐欺にだまされる人があとを断たない。自分の判断力が働いていないという点で根は一つだと思う。こういった訳のわからない物を排除していけばお金だって無駄に使うことはなくなり、生活の質を高めるために、自分を高めるために有効に使うことができる。

    もちろん生きていく上で必須でないことに漫然とお金を使う人がいなくては今の社会は回っていかない。自分はそのどちらを選択するかである。

    それから、消費が拡大すれば景気が良くなる、国のGDPが大きくなれば、国民全体の生活の底上げができるというのは大嘘である。世界全体の富の総量には限界がある。富めるものはどんどんお金を吸い上げて太り、多くの人々はどんどん貧しくなっていく。

    構造改革とか、経済のグローバル化は、国家間の格差拡大、国内では国民の格差拡大を生むばかりである。世界の貧困がテロを生み、海賊をエスカレートさせていく。至る所で起きている紛争の根底にはそういう世界の政治構造、経済構造に源があると思う。

    アメリカを手本にしないことである。牛肉の輸入再開にしても、日本ではさほど激しい抗議行動にはならなかったが、韓国では政権を揺るがすほどの抗議行動になった。それだけ現代日本は闘う意識もエネルギーも衰弱し切っている。

    これは1945年のアメリカの日本占領政策が成功した証拠である。世界を見渡して日本ほど従順に自国の文化を放棄してアメリカに付き従った国は例がない。その代わり経済発展というごほうびを与えられたが、アメリカの呪縛から抜けることができなくなった。これもスピリチュアル信仰と関係がありそうな気もする。

    このままだとやがて使い捨てにされかねない。