| ハイサーイ!私の徒然草 | 韓国語教室/한국어 교실 |
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私はキム・ユーホン先生から直接韓国語を教わった訳ではない。1992年度のNHKハングル講座応用編の講師をなさっていた先生の放送を聞いて勉強したというだけである。勉強というよりは、応用編なんて難しすぎて勉強にもなってはいなかった。 しかし、当時の講義は52回のうち3回くらいは録音し損なったけれども、カセットテープに録音して、NHKのテキストもそのまま今も大切に保存してある。カセットテープはCDに移し替えてある。録音とテキストがそばに20年近くもあるというだけで、キム・ユーホン先生を身近に感じてきた。 キム先生は、朝日カルチャーセンターの新宿教室でまだ教えておいでだということは知っていた。ところが、つい先日、そのキム先生から韓国語を教わっているという女性からメールが届いた。もう4年ほど勉強されているそうである。キム先生が教材として「詩」を使っておいでだった。その翻訳者が茨木のり子という方である。茨木のり子氏の詩が縁で韓国語の勉強をはじめたという。キム先生はご高齢だがお元気で、そのお人柄がすばらしいと書かれていた。 キム先生から直接教わることができるなんて、なんとしあわせな方だろうと思った。 私のホームページを見て、キム先生の講義の録音とテキストを貸してもらえないかということだった。同じ韓国語を学ぶものとして貸してあげたいのはやまやまだったけれども、これは著作権の問題があるし、私の手を離れた後のことまでは責任は持てないし、これまで門外不出にしてきた。自分でもこれは大変価値のある録音でありテキストだと思う。逆の立場だったら私だってのどから手が出るほど欲しいと思ったに違いない。しかしこれはしかたのないことである。流出させたとあってはキム先生に対して申し訳ないことである。 実は、この録音は他のすべての教材と一緒にMP3録音にして持ち歩き聞いている。どこがいいかって、それは単なる韓国語の講義ではなくて詩情と文学の香りがある。人柄でも授業でも理屈ではなくて香りこそが大切だと思う。 きっと、メールをくれた女性は新宿で先生の授業を受けているのではないだろうか。これ以上のしあわせがあるだろうか。録音ではなくて、直接教わっているのだから。 |