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私は今から41年前大学に入学した。 5月のある日の午後、福岡市電の中でそれは起きた。 年にして60歳くらいの、アメリカ人のおじさんが福岡市動物園に行きたがっていた。そのおじさんは日本語がわからない。 英語で書かれた福岡市の地図を指さしながら、動物園に行くにはどこで下車したらいいか車掌さんに何度も何度もたずねた。 車掌さんは戸惑って立ち尽くすだけだった。車掌さんもまた英語がわからなかった。 とうとうそのおじさんはZoo!Lion!Elephant!と大声で叫んだ。しかし車掌さんは呆然としたままだった。 多数の乗客がいたけれども、誰もおじさんを助けなかった。刻々と電車は動物園に近づく。私は焦った。とうとうその光景を見かねた。 思わず、”Next Next stop!”といった。 しかし、おじさんには通じなかった。"The next but one station."というべきだった。 私はおじさんを動物園まで連れていくしかないと思った。 I will take you!といっておじさんと一緒に動物園前の停留所で下車した。 そのおじさんは沖縄から福岡に着いたばかりだった。沖縄では1週間毎日雨ばかりだったと言った。そりゃそううだろう、沖縄では梅雨の季節だから。福岡の梅雨は6月です。。 私はおじさんに出身地はどこですかとたずねた。 彼は出身地はイリノイ州だと言った。そして歩きながらずっと故郷のことを話してくれた。私が「イリノイ」と言ったら、発音を何度も何度も直してくれた。 おじさんの話はほとんど聞き取れなかったけれども、不思議なことにおじさんが言ったことの意味はわかった。 動物園の入り口にやって来た。おじさんは小銭入れをひっくり返して、小銭をジャラジャラと手のひらに広げた。 入場料分の10円銅貨を選んであげた。 私は"Are you all right?"といったが、おじさんは意味がわからなかった。それで、もう一度言った。 やっと私が帰りたがっていることを察した。おじさんは大きなゼスチュアで何度もThank you! Thank you!といっておじさんのあたたかく、大きな手で私の手を握った。 今でもそのおじさんのあたたかく大きな手の記憶が私の心に残っている。 私は先月ラスベガスに行った。私自身41年前に会ったあのおじさんの気持がわかった。 1959年と言えば、戦後15年、まだそんなに経済的に豊かな時代ではなかった。財布に現金は入ってはいなかったのです。学生が余分なお金を持ち歩けるような時代ではない。昼食代と電車賃くらいのもので心細かった。 |
저는 한 41년 전에 대학에 입학했다. 그건 5월의 오느 날에 후쿠오카 시내 전차안에서 일어난 일이었다. 60살 정도의 미국의 아저씨가 하나.그는 후크오카시 동물원에 가고 싶었다.그렇지만 일본어를 전혀 몰랐다. 영어로 쓰인 후쿠오카시 지도를 손가락으로 가리키며 동물원에 가기를 위해서는 오디에서 내려야 하다고 몇 번도 차장 아저씨에게 물었다. 젊은 차장 아저씨는 영어를 몰라서 당황했다.말이 없이 망연히 서 있었다. 드디어, 그 미국 나저시는 근소리로 “Zoo! Elephant!Lion!”라고 외쳤다.그렇지만 차장 아저씨는 그데로 말이 없이 망연히 서 있었다. 전차 안에는 사람이 많이 있었다,그렇지만 아무도 그 아저씨를 안 도왔다. 전차는 각일각 동물원으로 가까워져,저는 안절부절 못해졌다. |
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私は今から41年前大学に入学した。 5月のある日の午後、福岡市電の中でそれは起きた。 年にして60歳くらいの、アメリカ人のおじさんが福岡市動物園に行きたがっていた。そのおじさんは日本語がわからない。 英語で書かれた福岡市の地図を指さしながら、動物園に行くにはどこで下車したらいいか車掌さんに何度も何度もたずねた。 車掌さんは戸惑って立ち尽くすだけだった。車掌さんもまた英語がわからなかった。 とうとうそのおじさんはZoo!Lion!Elephant!と大声で叫んだ。しかし車掌さんは呆然としたままだった。 多数の乗客がいたけれども、誰もおじさんを助けなかった。刻々と電車は動物園に近づき、私は少し焦ってきて、とうとうその光景を見かねた。 思わず、”Next Next stop!”といった。 しかし、おじさんには通じなかった。"The next but one station."というべきだった。 私はおじさんを動物園まで連れていくしかないと思った。 I will take you!といっておじさんと一緒に動物園前の停留所で下車した。 そのおじさんは沖縄から福岡に着いたばかりだった。沖縄では1週間毎日雨ばかりだったと言った。そりゃそううだろう、沖縄では梅雨の季節だから。福岡の梅雨は6月です。。 私はおじさんに出身地はどこですかとたずねた。 彼は出身地はイリノイ州だと言った。そして歩きながらずっと故郷のことを話してくれた。私が「イリノイ」と言ったら、発音を何度も何度も直してくれた。 おじさんの話はほとんど聞き取れなかったけれども、不思議なことにおじさんが言ったことの意味はわかった。 動物園の入り口にやって来た。おじさんは小銭入れをひっくり返して、小銭をジャラジャラと手のひらに広げた。 入場料分の10円銅貨を選んであげた。 私は"Are you all right?"といったが、おじさんは意味がわからなかった。それで、もう一度言った。 やっと私が帰りたがっていることを察した。おじさんは大きなゼスチュアで何度もThank you! Thank you!といっておじさんのあたたかく、大きな手で私の手を握った。 今でもそのおじさんのあたたかく大きな手の記憶が私の心に残っている。 私は先月ラスベガスに行った。私自身41年前に会ったあのおじさんの気持がわかった。 |
I was admitted to University of Kyushu forty-one years ago. One day's afternoon,May,It happened in the streetcar. A senior American Mister,about sixty years of age, he wanted to go the zoo of Fukuoka city.He could not speak Japanese. Over and over, he asked the streetcar-conductor the station where he should get off, showing the map of Fukuoka city written in English. The conductor was puzzled and remained standing there, because he knew no English too. The American cried impatiently "Zoo!" "Monkey!" "Elephant!". But The conductor remained silent. Though there were many passengers,nobody helped him. I became impatient and unabled to contain myself any longer, I said instinctively "Next,next stop!" But he couldn't make out the meaning. I should say "The next but one station." I thought there was no way except that I would take him to the zoo. I said "I will take you!"and stopped over with him at the station. He said that he just arrived in Fukuoka from Okinawa where it went on raining for a week. But no wonder,because it was just the rainy season in Okinawa.Rainy season in Fukuoka is 6 month. I asked him"Where are you from ?" He said "I'm from Illinois" and then he began to make a comment on his native village,while walking all the way. I could hardly catch what he said, but strange to say I understood his meaning. We came to the entrance of the zoo.He overturned his coin purse and scattered all of coins on palm of his left hand. I picked out five ten-yen coppers for an entrance fee. I said "Are you all right ?" But he couldn't make out what I was saing!.So I said once again. He guessed that I want to go back. Saying "Thank you!" "Thank you!", he grasped my hands with his large hands. Even now, the impression of his warm and large hands is lasting in my heart. We went to Las Vegas last month. I could put myself in the place of the senior American Mister whom I met forty-one years ago. |