福島原発事故と韓国の人々の心配

2011.05.13(Fri)
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 その大きさを過小評価していたかどうかは別として、この地域にいつかは地震津波が起きることくらいわかり切っていたことである。2011年3月11日にそれが現実となった。

 放射線に関していえば福岡にまでは放射線は来ていないだろうと思って生活している。

 ところが外国から見ると、小さな島国のどこかで原発事故が起きれば、日本中至る所、放射性物質で汚染されてしまっているに違いないと思われてしまう。

 観光客が来ない。日本の製品の放射能汚染が警戒される。船や飛行機の寄港も避けられる。

 お隣の韓国でさえ、一斉に日本国内にいる韓国人旅行者や留学生に帰国指示が出た。

 福岡にいた韓国人留学生のほとんどが早々に帰国した。しかし全部が帰ってしまったという訳ではなくて、パニックにならずに冷静に状況を判断した留学生はそのまま残った。

 それから、韓国人観光客が日本に来ない。太宰府天満宮は沢山の韓国人が来ていたのに、今はほとんど来ない。

 そんなに手のひらを返したようにしなくてもよさそうに思う。

 しかし、逆に、北朝鮮が韓国の軍艦を砲撃して撃沈した事件以来、南北が緊迫した。このときは私も瞬間的に韓国旅行は当分見合わせた方がいいと思った。

 旅行中に何かあれば足止めを食って日本に帰ることができなくなる。自衛隊は救出に来てくれるだろうか。来ないんじゃないかなどと思った。

 事情はちがっても、お互いに同じような行動をとる。

【韓国でレインコートが品切れになるほど売れた】
 これも日本人からすれば、なんて大げさなと思った。福岡では雨が降っても傘もささない人がいるのに。

 今回の原発事故は、それほどの心配をさせているのである。心配するのは勝手だとは言い切れないでしょう。それなりの理由があるわけですから。

 同時に、この時期の雨には黄砂に含まれる放射性物質による放射線が検出されたという報道を一度だけ耳にした。福岡では、むしろ中国のゴビ砂漠の核実験の影響の方を心配したいくらいである。

【新型インフルエンザとマスク】
 これも私はちょうど流行期に韓国に行ったから、マスクをして行った。ところが韓国人でマスクをしている人など一人もいなかった。マスクをしているのを見たら日本人だというくらいである。

【韓国のわかめ、牡蠣養殖】
 それから最近聞いた話では、全羅南道のワンドはわかめの名産地だそうですが、その価格が10倍くらいに跳ね上がっていると聞いた。それから牡蠣の価格も上がったという。

 それは、どこまで根拠があるのかわかりませんが、それに正確な情報ではなく、韓国の人に聞いた話ですが、福島原発で流出した放射性物質が韓国沿岸にやがて到達するから、政府が当分植え付けに待ったをかけたからだという。

 日本人は日本国内のこと、しかも自分のことしか気が回らないでいたけれども、思わぬ迷惑を海外にまで及ぼしているのだということを認識する必要があると思った。

 福島原発事故の被災地の人がどれほど苦しんでいるかすら考えも至らず、まだ原発の正当性を声高に主張する無神経な人がいるようでは、お隣の韓国の人々の心配まで気が回るはずかありません。